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2014年2月17日月曜日

709:【コンビニ廉価版コミックス】雪が降ってやる事ないから、BECKを一気に読みましたっ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のωブロガーこと、ひろさの(@Hirosano)です。

2014年2月14日(金)未明から降り続いた雪は、当初はそれほど積もる様子を見せてはいなかったのですが、日が落ちて気温が下がり始めた夕方から徐々に積もり出しましたね。

それが深夜まで延々と続いた模様でして、2月15日(土)の朝に起きた時には、埼玉県南部に位置するさいたま市でもかなりの積雪量になっておりました。

2月15日(土)朝の天候は雨。強風に煽られながら降り注ぐ雨は雪を溶かし一掃するまでには至らず、足跡やクルマが通った跡の窪みに溜まるだけでした。

ちょっとした用事でこの朝に外出したボクは、この雨と雪のコラボレーションを甘く見ておりました。

長靴を持っていないので、こいつを履いて出掛けたんですが、



たかだか片道150m先にあるコンビニへの往復だけで、膝下のズボンの裾から靴の中までががグッチョグッチョになりました。

積もった雪が予想外に深かったのですが、それでも先週の雪の中を歩いた時はこの靴でもイケてたんです。積もったばかりの雪の上を歩いてもそれを踏み固める感じになり、アウトドア用のこの靴であれば滑りにくく、なんとか歩けていたんですわ。

ところが、今回は雪の後に雨が降ったことで、雪の下の方から溶け始めて底は水になってたんですよね。雪を踏みしめても固まることがなくズボッと底まで貫いた挙句、ほぼ雨水と化した層に深く足を踏み入れることになる=深い水溜まりに足を入れるのと同じになるため、簡単に靴の中に雨水が浸水して行きまして、あっという間に膝から下がグッチョグッチョのビショビショになる......というワケですな。

しかも雪が溶けて水になってるワケですから、温度は恐らく4℃とかそこらの水が入ってくることになるんですよ。そりゃあ冷たいなんてもんじゃなくてですね。

用件を済ませて家に帰ったら「もう二度と出掛けるもんかっ!今日は一日引き篭もってやるっ!!」となるのは必然。

幸いにも、カミさんが十分な食料を確保してくれていたため、この日は自宅に籠城を決め込むことと致しました。


さてさて、家で一日過ごすと言っても、特に何かをやろうという目論見があったワケではありません。

ほぼ半日ほど暇な時間が出来たので、この時間を有効活用しようと思ったら......温めていたあの企画を実行に移すしかないっ!

ということで、

IMG_1682.jpg

昨年の5月から買い始め今年の1月15日(水)にようやく最終巻となったコンビニ廉価版コミックスの「BECK」を未だに読んでなかったので、コイツを一気に読むことにしましたっ!

昨年5月から第二・第四水曜日に定期的に発売されていたので、少しずつでも読み進めておけばイイのに......と思う方も多かろうと思うのですが、Twitterの知り合いのおじさんから「BECKはな、最初から最後まで一気に読んだ方がいいんだよ」とアドバイスいただいておりましたので、ストイックなボクは1ページも読むことなく、コンビニへ通って廉価版コミックスを購入しては積んでおくという一見無意味に思える行為を半年以上も繰り返しておりました。

今まさに、その苦労が報われる瞬間を迎えるのです。

とは言え、休みの日にただ単に家にいるだけで、カミさんも子供もいるワケですから、まずは昼メシを挟んで晩飯前の風呂までに前半10冊を片付けて、

IMG_1685.jpg

風呂入って晩飯食った後に後半7冊を片付ける、

IMG_1686.jpg

という作戦で行くことにしました。

ちなみにこのコンビニ廉価版コミックスのBECKって巻数が振られてないので、事前に順番を確認しておく必要があるので要注意です。

タイトル価格
第1巻誕生編580円
第2巻飛翔編550円
第3巻覚醒編550円
第4巻躍進編550円
第5巻祝祭編550円
第6巻渡米編550円
第7巻再会編550円
第8巻苦闘編550円
第9巻告別編550円
第10巻群雄編550円
第11巻反撃編550円
第12巻謀略編550円
第13巻対立編550円
第14巻虎穴編550円
第15巻聖地編550円
第16巻熱狂編560円
第17巻終幕編560円


第1巻「誕生編」には現在月刊少年マガジンで連載中の「RiN」の第1話が巻末に掲載されており、第17巻「終幕編」の巻末には読み切り作品の「THE LAST DAY OF EDDIE LEE」も収録されております。

すでにこの作品を全て読まれた方は、それぞれの巻のタイトルを読めば、だいたいどの辺りが収録されているのがが解るんじゃないかな?なかなか意味深で秀逸なタイトルですよね。

本物の単行本が全34巻に対して廉価版は全17巻なので、廉価版1冊当たり単行本2冊分に相当するんですかね?集英社のGANTZ の廉価版コミックスのように、巻ごとに厚さが異なることなく、スッキリとしています。

かかった費用は1万円弱と、本格的な単行本全34巻を揃えるよりは安価な仕上がりとなっているはずです。

......いや、中古本の方が全然安かったわ。トホホ。


もちろん、作戦は見事に計画通りに遂行されまして、昼飯前から読み始めまして、途中で飯食ったり風呂に入ったりしながら、夜の23時過ぎに無事に完了しました。

所要時間はだいたい10時間くらいですかね。面白くてホントに一気に読み切ってしまいましたよ。

もちろんBECKという作品そのものに感動したことは言うまでもありません。

ボクもその昔、今から20年以上も前にバンドやってましたので、この作品で描かれている細かい描写に頷ける部分が非常に多かったですね。

無意味に毎日楽器屋に通って、欲しいギターが売れてないか確認したりとか。活動(練習のスタジオ代とかライブハウスの使用料とか)に意外と金が掛かるので、大学の授業をサボってバイトに明け暮れた当時を思い出したりもしました。

当時はプロになるなんて大それた考えが微塵もなかった(というか才能もなかった)にしても、プロで売れることがどれだけ厳しいことかは解ってるつもりですし、大人になってみると、音楽が好きってだけでプロとして生きていけるほど甘い世の中じゃないって事も理解できたつもりでおります。

たからこそ、フィクションと解っていても、一度読んだだけでこの作品の登場人物たち、特にバンドBECK(MCS)のメンバーの一人一人に対する個別の思い入れが持ててしまうほど没入できるこの作品は、非常に素晴らしい作品であると思います。

ま、途中で色んな苦労がありましたけど、昔バンド小僧だったボクみたいなおっさんからしてみると、これは夢ですな。自分で叶えられなかった夢を作品に登場するキャラクターたちに託すという気持ちで興奮気味に読んでましたよ(笑)。


そして、ついに、約10ヶ月に及ぶBECK廉価版コミックス読破プロジェクトが完了してしまいました。感無量です。

Twitterの知り合いのおじさんのアドバイスはホントに的確でした。これは確かに一気に読んでしまいたくなる熱を帯びた作品ですね。今後、何度も何度も読み返したくなる作品であること間違いありません。

なので、今度はこのBECKを電子書籍で揃えて、改めてゆっくりと読み直したいと思います......と思ったんですが、残念ながらネットでちょっと調べたら、BECKはまだ電子書籍では出てないことが判明してしまいました。

そいつはチョットマズイことになったな......。

えっ?! 既に廉価版で全巻揃ってるのに、何でまた電子書籍で買い直すのかって?

いや、別に無駄遣いじゃないですよ。必要に迫られてそうしようと思っただけです。

なんせ、読んでる最中に言われたんですよ、カミさんに。

「もちろん、読み終わったら全部捨てるんでしょ?それ場所取って邪魔なんだよねぇ......」

......す、捨てられないように気をつけないと。

ちなみに、例のTwitterの知り合いのおじさんに読み終わったことが伝わると新たなアドバイスをいただきました。

読後の興奮そのままに実写化された映像作品を観ると、無性に誰かを殴り倒したくなるそうです......。

もちろん、ボクは映画版は観るのを止めておきましたよ。以前に地上波で放映された映画版は録画してあったんですがね。後でそっと削除することにします(笑)。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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