共有

2014年9月8日月曜日

825:スポーツ少年団認定員養成講習会を受講した!〜そのキッカケとか動機とは?〜の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

当ブログ『真☆煩悩の赴くままに』を日頃ご愛読いただいている皆さんなら既にご存知かと思いますが、ウチの長男(小学生)はサッカーをやっておりまして、地元で通っている小学校を拠点とした、とあるサッカー少年団に入団しております。

少年団での活動は基本的には小学校が休みの土日に限定されるんですが、サラリーマンのボクが休みの土日に限って練習だとか試合だとかの予定が当然ながら組まれておりまして、当初は以前に比べて長男とコミュニケーションを取る機会が激減しました。

なんせ平日は朝早くて帰りが遅い(基本飲んだくれてるから)もんですから、寝ぼけ眼の長男と朝食時に交わす会話などたかがしれてますし、休みの日に長男がサッカー少年団の練習やら試合に1日がかりで出掛けてしまうと、休みの日であっても朝食と夕食を一緒に食べるくらいしか一緒に過ごす時間がないんですな。

家族で何処かに出掛けるなんてのもすっかりなくなりまして、どちらかというと他のサッカー少年団との練習試合のための遠征に車を出して運転手を務めるとか、せっかく試合について行くので他のご父兄の方々と一緒に応援するとか、保護者としてサッカー少年団に帯同することで減ったコミュニケーションの時間を補う形を取っておりました。

それまで休日は何をするにも子供とベッタリでなかなか子離れできないボクは「このままじゃイカン!」と思いまして、せめて小学生のうちは共有する時間を積極的に持って、その時間をより密度の濃いものにしなければっ!と、そのサッカー少年団のコーチの勧めもありまして、サッカー四級審判員の資格を取ることにしました。それがこの春の出来事。

真☆煩悩の赴くままに: 691:【戯れ言】今年の目標と言えば、サッカーの四級審判員の資格を取るんだったわ!の巻
こちらが年初の誓いとして自分を追い込むために書いたエントリーです。

講習会を受講して簡単な試験を受ければ誰でもなれるということもあり、気軽な気持ちで受けたのですが、もちろん見事にサッカー四級審判員試験に合格しまして、春先から本格的にサッカー少年団の練習や試合に絡むようになっております。

土日が休みではなくなりましたが、初期の目的である「長男とコミュニケーションを取る」という目標は達成したことになります。


んで、実際に半年ほどサッカー四級審判員として少年団の活動に参加してみたんですが、サッカーの審判として紅白戦やら他チームとの練習試合やら公式戦やらで審判をやるよりも、練習サポートなどで自分の子供たちのチームと絡む機会の方が多いんですな。

まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですが、練習試合だろうが親善試合だろうが、ましてや公式戦で自分の子供が所属する少年団の試合で審判を務める機会ってのはハッキリ言ってないんですよ。

なんせ審判が自分の子供がいるチームを依怙贔屓しちゃう恐れがありますからね。例え公平・公正に試合を裁かなければならないと解っていても、審判も人の子(というかみんなおっさん)ですから、対戦するチームの一方に利害関係があるような審判を試合で使うワケにはいかないってのが常識ですな。サッカーの国際試合でも、対戦国のどちらか一方の国の人が審判を務めることがないのと一緒です。

ってことはですよ、例えば遠征試合があるとした場合のボクの役目ってのは、相変わらず車を出して子供たちを乗せたり道具を積んだりして現地まで運ぶ運転手としての役割と、現地に着いてから自分たちの少年団が絡まない他チーム同士の試合に審判を供給しなけりゃならないのでその要員の1人という、そういう構図になってるんですな。これじゃ以前(車を運転して試合を応援するだけ)とあまり変わらないじゃない。

とは言っても、以前のような単なる保護者で少年団のスタッフでもなんでもないただの傍観者だった頃に比べれば、チームに帯同する回数が多くなりましたので、よりコミュニケーションを取りやすくはなってますので、サッカー四級審判員になるってのは全くのお門違いな素っ頓狂な判断ではなかったんですがね。

むしろ、サッカー四級審判員としてではなく、そのサッカー少年団のお抱え審判として練習のサポートをする機会が増えたことの方がボクにとっては大きかったかも知れません。

単なる保護者であった頃といえば、長男がサッカーの練習に行くって言っても、「いってらっしゃ〜い、頑張ってこいよぉ!」と家で見送るくらいで、練習場となる小学校の校庭に足を運んで見学するとか、自分の子供の様子を伺うなんて親らしい行為すらしたことはありませんでした。完全にサッカー少年団での活動を習い事の何かと勘違いして、監督やコーチに任せっきりにしていたんですな。

そんなんだから、長男とのコミュニケーションの機会が激減するんですよね。自業自得です、はい。

練習を見学したい気持ちがなかったワケではないんですが、「ボクが観に行くことで長男に余計なプレッシャーをかけたりしちゃいけないんじゃないか?」とか「せっかく親元を離れてサッカーを楽しんでいるのに親がしゃしゃり出て余計な口出しをしたりして長男やチームの邪魔をしちゃいけないんじゃないか?」とか変に気を回してしまいましてね。

まぁこれはほとんどの親御さんに共通してるんで、ボクだけが悪いってワケでもないんですが、だいたいそんな感じのご家庭が多いんじゃないかと思います。そんなことないですかね?

お母さん方はね、少年団のいろんなお世話係を分担してたりするんで、平日休日問わず少年団の活動を陰で支えていたりしてくれてます。家事だけでも大変なのにPTAとかパートなどで忙しい最中、その合間を縫って子供たちのために少年団のサポートしてくれていますので、ホントに頭が下がります。ありがとうございます。

ですが、平日に仕事をしているお父さん方は、基本的に平日に何かをやるってのは時間的にも物理的にも難しいですし、土日は疲れてるから家でゴロゴロしていたいとか、実は土日も仕事で会社に行ってるとか、その他諸々の理由もあってか、なかなか少年団の練習まで観に行こうって人はあんまりいないみたいです。試合になると比較的顔を出すお父さんが多いんですけどね。ちょっと自分勝手ないいとこ取りみたいな感じなんですがね。

ボクの場合、サッカー四級審判員となり、審判の練習のために少年団の練習に参加させてもらって、紅白戦などで副審やったり主審をやったりする機会が出来ました。もちろん紅白戦だけでなく、それ以外の練習にもサポートとして参加したりもします。単なる球拾いだったりもするんですが、それでも普通のお父さん方には敷居の高い、あの小学校の正門をくぐる際の心理的なプレッシャーからは解放された気がしてます。

保護者ではなく、サッカー少年団の関係者の1人として練習に顔を出し、様々な学年の子供たちの顔と名前を覚えて挨拶を交わし、同じ時間を共有することに大いなる喜びを感じるんですなぁ。単純なんですけど。土日がサッカーで潰れて全く休めなくても全然平気なんです。不思議なんですがね。

そうして練習やら試合などに顔を出す回数が増えるにつけ、様々な場面で子供たちにアドバイスを送る機会が訪れます。

ご承知の通り、ボクはサッカーに関してはもっぱら観戦オンリーの単なるファンでしたので、技術的なことは頭では解っていてもそれを子供達の前で実践する事は出来ません。リフティングだって10回も出来ないし、無回転シュートなんて撃てません。そんな輩にどんなアドバイスが出来るのだろう?と不思議に思うかも知れませんが、ごくごく当たり前の事を教えてあげる機会が多々あるんです。

例えばGKやCBは後方からピッチ全体を眺める事が出来るんだからもっと声を出してコーチングしようとか(子供にコーチングは難しいので「指示を出せ」って言うんですけど)、パスを受ける前に相手が近くにいないか周りの状況を把握しようとか、そんな簡単なことでもアドバイスになるんです。

もっと言えば、対戦する相手にもちゃんと挨拶しようとか、試合では敵かもしれないけれど試合が終われば同じサッカー仲間だとか、青臭い正論めいたこと(まだ小学生のうちはそれでもイイんです)なら普通の大人であれば誰にでも教えることが出来ちゃったりするんですよ。

ただね、ボクの言うアドバイスもコーチングの1つになるんで、ただ上から目線で一方的に命令を下すみたいなやり方じゃダメなんですな。子供たちの気づきを促すような優しい疑問を投げかけてやらなきゃならなかったりするんですよ。大人を相手にしたとしてもコーチングってのは難しいんですから、ましてや小学生に平易な表現を使って解りやすく伝えるってのは至難の技でしてね。

いつも試行錯誤しながらトライ&エラーの繰り返しなんですけど、たかが審判員に対する子供たちの期待度の高さに応えなければならないので、こっちもいろいろと工夫しなけりゃならないんです。

そんな時にスポーツ少年団認定員になるための講習会があるとチーム関係者の方に教えていただきましてね。

サッカーの技術的な指導を行う立場になるのはボクの能力・技能的には大いに憚られるんですが、まだ小学生である子供たちにボクにも教えてあげられる事がたくさんあるんじゃないかと思いまして、少しばかりの時間を割いてでも勉強してみて、その資格とやらを取ってみようじゃないかと、そう思ったんです。

そもそも「スポーツ少年団認定員ってのが何なのか?」ってことをこの場でまだ説明していないので、何のこっちゃ解らないかとは思いますが(次回説明する予定)、とにかく、まずは子供たちともっと親密に接してより多くの時間を共有するのには、このスポーツ少年団認定員の資格を取ることが近道なんじゃないかと思いまして、初夏の頃に決断し、この夏に勉強し、先日その養成講習会と試験を受けてきたということになります。

ちょうど仕事も忙しかったんで、タイミングとしては最悪だったんですがね。それでも何とか形になったかと思います。まだ試験の合否は出ていないので、何とも言い難いんですけれど。

おそらく、ウチのサッカー少年団のスタッフの方々は、なんでボクが受講するのかサッパリ理解出来ないとお思いの方がいらっしゃると思います。コーチになる気はサラサラないと散々申し上げておりましたが故に。ですが、非常に利己的な自分勝手な動機になるんですが、そういう想いで今回受講&受験させていただきました。

この場をお借りして感謝申し上げたいと思います......って、ウチのサッカー少年団のスタッフの誰1人としてこのブログの存在を知らないんだから、そんなことやっても無駄なんです。御礼と感謝の意は別途表明することと致しまして、今回は「スポーツ少年団認定員養成講習会を受講したキッカケ」みたいなことを、ボクの頭の中を整理するために書き下ろしで書かせていただきました。

先ほども申し上げたとおり、次回は「そもそもスポーツ少年団認定員ってのは何?」って話をしたいと思います。

おそらく、このブログの読者にとってはこんな話のニーズは少ないでしょう。でもやります。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

0 件のコメント:

コメントを投稿