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2015年2月9日月曜日

893:【防寒対策】他のお父さん審判の方々からも羨ましがられた防風防雨防雪対策にもってこいのレフェリー専用ピステは公式戦の審判には必須ですっ!の巻

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

いやぁこの週末はホントに大変でした。

土日は会社の仕事はお休みだったんですが、相変わらず休みの日にはサッカー審判員としての活動に勤しんでおりまして(実質的に正月三ヶ日以来休みなし)、この週末の土日両日とも試合の審判をやっておりました。

土曜日はとある鉄道会社が主催する沿線の各駅毎にサッカー少年団代表チームを選出して行われる大会の1次リーグに参戦するために、千葉県の柏市まで遠征して参りました。高速を飛ばして約1時間の道中は渋滞に巻き込まれることもなく無事だったんですが、現地のグラウンドが霜柱が降りて最初はカチカチ、陽が出て暖かくなってくるとグチャグチャというコンディションの中での試合と審判でした。

試合に出ている子供たちも上手くボールコントロールできずに大変だったかと思いますが、副審やってるボクら大人もぬかるんだタッチライン際の土のグラウンドにやたらと足を取られまして、普段使わぬ余計な筋肉を使ったみたいで翌日には酷い筋肉痛になってしまいました。鍛え方がまだまだ足りませんな。


そしてもっと過酷だったのは翌日曜日。

今度は市のサッカー協会主催の現5年生を対象にした新人トーナメント戦1〜2回戦が行われる荒川河川敷のグラウンドでの試合に出かけました。この日は昼前からの雨が予報されている上に極寒という最悪のコンディション。

サッカー専用のグラウンドは霜柱が出来ない特殊なサラサラの土が使われているようなので、当初のグラウンドコンディションはまずまず。朝一番で行われた試合で副審を務めた時にはまだ曇り空で土も適度な湿り気を帯びた中を颯爽と駆け回っておりました。

ウチのチームの子供たちが出る1回戦の試合は11時過ぎから行われましたが、相手は実力的にかなり格上のチーム。セントラルトレセンに選出されている選手を擁する強豪チームだったのですが、ウチのチームの選手たちはいつになく立ち上がりから機敏な動きで相手を圧倒しまして、見事に2回戦進出となりました。

その勝った試合の途中から雨がポツポツと降り始めたのですが、日程の都合からか大会本部の判断はその次の試合も続行。ウチのチームが1回戦を勝ち上がったので、帯同するチームお抱え審判のボクらはもうひと試合審判をやることになりました。

グラウンドが土なもんですから雨には弱く、ぬかるんだ田んぼでの田植えの様相を呈してきた最悪のコンディションの中、雨は次第に雪へと変わります。

グチャグチャのグラウンドでは蹴ったボールも転がることなく止まりがちになりますし、それを奪い合う選手たちも踏ん張っては滑って転ぶを繰り返すような試合になります。これが比較的暖かい中ならまだ泥んこ遊びの延長で面白おかしく出来て良かったんでしょうが、なんせ大きめのボタ雪が降りしきる中なので、走り回ってる選手たちもガタガタ震えながらのサッカーになりまして、審判やりながら見ていて非常にツラいものがありました。

副審をやってるボクにも雨や雪の洗礼がありました。ただでさえスポーツバンドを付けたメガネが曇って見えづらいのに、さらにみぞれ混じりの時からすでにグラウンドのセンターラインやペナルティラインがほぼ消えかかっておりまして、いろいろ判断するのが非常に困難になって来ました。副審としてもやりづらさを感じながらジャッジせざるを得ませんでしたので、他のチームのお父さん審判である主審と相談し、ハーフタイムに大会本部に対して試合中止を訴えてはみたのですが、それも無下に断られましてやむなく試合は続行......。

結局、大粒の雪がボタボタと降りしきる中、最後まで試合は行われました。

驚いたのは、その次のウチの子供らのチームが出る2回戦の試合も強行開催になったこと。

すでに今の試合でグラウンドはグチャグチャでデコボコで、グラウンドを管理する公園管理事務所から文句言われるんじゃないかってくらい酷いグラウンド状態になっています。雪はまだまだ止みそうにありません。寒さで身体が思うように動かず、出場を断念する選手も出まして(車のエンジンをかけて中で休ませてました)、ギリギリの人数で試合に望まざるを得ない状況。それでも出場を希望した子供たちは寒さに負けそうになる中、果敢にドロドロのグラウンドを走り回りました。グチャグチャのグラウンドに足を取られて転倒し、ドロンドロンになる子供たちの姿を見て、応援している親たちも泣きそうになってました。それくらい彼らは一生懸命サッカーやってましたよ。親である我々も大声を張り上げて応援してました。

残念ながら試合には負けてしまいました。

相手はシードで2回戦が初の試合でしたので体力的には十分。それに比べてウチのチームの子供たちは一試合目で疲れている上に雪による寒さでかなり体力を奪われてましたから、それも致し方なしでしょう。

もうね、そんな試合の勝ち負けなんかどうでもいいんです。それよりも何よりも、最後まで諦めずに走りきった子供たちを褒めてあげたくなりました。大人のボクらでさえ凍えて身体の芯から震えがくるような状況下で、彼らはアンダーウェアとユニホームだけの薄着で相手と戦っていたんですから。普段は大人しくてあまり覇気のない子供たちなんですが、結構肝は座ってるなと関心させられましたよ。


そんで本題です。ここまでだいぶ長くなったのはいつものクオリティを維持している証拠ですな。←なんのこっちゃ?

以前にこのブログに書いたサッカー審判員としての防寒対策というのをいろいろと書かせていただきましたが、これを公式戦で審判を務める場合に限定した場合、ザックリ言うとこんな感じになります。

  • レーヨンを含まない速乾性と保温性を両立するアンダーウェアを着る。
  • その上に審判着を着る。


......と、たったのこんだけ。

そうなんです。公式戦の試合となるとホントにこんだけになってしまうのです。

練習試合とかチーム内の紅白戦であれば、中綿入りのピステを着てのレフェリングも可能なのですが、公式戦では常にちゃんとした審判着を着用し、レフェリーワッペンなどの審判グッズをちゃんと見につけなきゃならんのです。防寒対策と何もあったもんじゃありません。

しかし、このままだと天使たちのお迎えが来てパトラッシュと共に天に召されてしまうことにもなりかねませんので、大人なんだし自分の力でない知恵絞ってでも何とかしなければなりません。

そこで見つけたのがこちらの審判グッズになります。

こちらの商品は、悪天候時などに雨や風を避けるための雨具に相当するサッカー審判員専用のピステになっております。中綿などは一切入っておりませんが、いわゆる一般的なピステよりもかなり厚手のポリエステル素材で出来ております。

ボクがこれまで着ていた審判着は半袖でして、せめて長袖の審判着を着て冬の寒さへの対策にしようと思っていたのですが、ある時その考えは間違いだと気付いたのです。薄い生地で出来た雨にも風にも弱い素材の審判着の袖が伸びようが縮もうが全く寒さは変わらないんですよね。そんなの考えりゃ誰にでも解る話です。

雨も染み込まず風も通さない素材で出来たものを着ないと何の対策にもならんのですよ。偉い人には解らんのです。

真冬の校庭や河川敷のグラウンドで審判をしていて感じたのは、寒くても風さえ吹かなければ意外と寒くないということ。逆に言うと、いくら気温が高めでも風が吹くと一気に体感温度は低くなるということなんです。

これは雨も同じ。いくら厚手の素材の服を着ていたとしても、雨が降り冷たい水分を含んでしまうとどんどん体温を奪われて体力を消耗してしまうのです。

だから買いましたよ、このサッカー審判員専用のピステを。一応公式戦で着ても問題ないことを確認しました。普通の審判着同様に、左胸にはレフェリーワッペンを付けるためのベルクロがありますし、両腕にもフェアプレーワッペンやリスペクトワッペンを付けるためのベルクロがありますし、イエローカードやレッドカードを入れておくための胸ポケットもあります。それに何しろAdidasが出してる商品なんでまず間違いありませんて。

最近は、天候が危ぶまれようが何しょうが公式戦の試合で審判をする際にはいつもこのAdidadレフェリーベーシックピステトップを着て現地に向かうことにしております。12月の公式戦では風による寒さにこれでもかというくらいヤられてしまいましたので、飲み会1回キャンセルしてAmazonで買いましたよ。

当然ながらこの週末の公式戦にも着て行きまして、日曜日の悪天候時には特に大いに役立ちましたよ。夜更け過ぎでもない上に、サイレントナイトでもホーリーナイトでもないのに、雨が雪へと変わりやがったもんですから非常に助かりました。

現場には色んなチームのお父さん審判やらお父さんコーチやらお父さん監督がいるんですが、見事に雨粒や雪を弾くこのピステの評判はそれゃもう大絶賛の嵐でしたわ。たぶん今頃あの現場にいたお父さん審判はみなコイツを買っているに違いありませんよ。

貴方がサッカーの審判員ならば冬場には必須の1着になるに違いありません。

ホント、公式戦の試合はいろいろと規定がありますので、心の底からオススメしておきます。

なお、このピステは伸縮性のある素材ではありませんので、一回り大きめのサイズを選ぶようにして下さい。あんまりジャストサイズを選んでしまうと着るときにツラいと思います。ご注意あそばせ。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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