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2015年4月10日金曜日

918:【戯れ言】ようこそ社会の荒波へっ!社会人になって24年目のおっさんが新社会人の皆さんへたった2つだけアドバイスなんぞを偉そうに語ってみる事にする!の巻〜前編〜

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

気がつけば大学を卒業して会社に入ってからすでに丸23年が経過し、この春から24年目に突入した社会人年男(2回目)となってしまいました。時が経つのはホントに早いですねぇ。

「これまでの社会人生活においてどれだけ人間的に成長出来たのだろうか?」と冷静かつ客観的に己を見つめる事は非常に難しいのですが、何物にも代え難い様々な貴重な経験を積めたという事こそがかけがえのない財産になっていることは確かです。

「百聞は一見に如かず」とよく申しますが、自分の目で見て実際に体験したという貴重な経験を積み重ねていけば、のほほと生きていてもそれなりに人間的に成長するもんだなぁと、感慨深げに過去の出来事か走馬灯のように頭の中を物凄いスピードで駆け巡っていたりします。←死んじゃうの?

さてさて、年度が明けてすでに1週間以上が経過しておりますが、入社式やら研修やらでバタバタして頭に血が上って冷静さを欠いていた新社会人の皆さんも、そろそ理想と現実のギャップに悩み始める頃かと思います。いや、まだ少し早いかな?

まぁでも、思い描いていた理想とはかなり懸け離れた実社会に対して辟易し、すでにやる気をなくしていらっしゃる方も中にはいらっしゃるのではないかと思うんですよね。

入社数日で辞める新入社員が相次ぐ 「ゲームの練習で起きられない」「土曜出勤は無理」(キャリコネニュース) - BLOGOS(ブロゴス)
ホントに「見切りつけるのはぇーな」だよ。

「そうやって頭を抱えて悩むことこそが次への成長の糧となるのだ」とか物知り顔のおっさんは語りたくなってしまうんですが、今回はそんな頼んでもいないのにアドバイスをしてくれる周りの人たちとの付き合い方などを中心に、たったの2つだけアドバイスめいた話をしてみたいと思います。

とは言っても、「どこの馬の骨とも判らん輩の言うことだから非常に怪しい」と思ったあなた、それはそれである意味正しい判断だと思いますので、どうかその直感を信じて少し穿った目でもイイので、時間潰しにでも読んでみておくんなまし。特におヒマな方は大歓迎。

どうぞお楽しみいただければと思います。


新人なんだから周囲の人を頼りまくれっ!

新社会人の皆さんはまだ生まれたての雛鳥のようなものです。自らの力で卵の殻を破り世に生まれ出たばかり。生まれ出でた世界は初めて見る風景で、親鳥がいなければ何も出来ない無垢な状態にあると言っても過言ではありません。まだ殻にヒビを入れただけで出てきてすらいない方も中にはいるかと思いますが、それはそれでよろし。自分のペースで一つひとつ咀嚼して理解しながら一歩ずつ歩みを進めることが大事ですから。

普通の会社であれば、そんな新入社員の皆さんに期待する事などはハッキリ言ってこれっぽっちもありません。無限の可能性を秘めているとは言えなくもないですが、我々から見て皆さんにどんな可能性が秘められているのかはまだまだ未知な状態にあります。

人事部がちゃんとした学生さんを選別して採ってくれたのであろうことは信じたいのですが、たった十数分の面接を複数回こなしただけでその能力や人間性をキチッと測れるもんじゃない事は、受け入れるこちらも十分理解しております。

ましてや面接官の好みのタイプとか取引先との関係で仕方なくとか変なバイアスが掛かって採用したという裏事情があるかどうかなんて普通はわかりませんし、まずは会話したり簡単でいかにもつまらない仕事(事務処理)をさせてみせ、あなたの仕事に対する能力や社会性などを見極めるステップを踏まなければならず、そんな状態においては受け入れ側の心情としては妄想めいた過度な期待はあまり持たないものなんです。

ペーパーテストの成績が良くたって、学生時代の優の数が多かったって、超有名国公立の大学を卒業していたって、そんなの社会人として通用するかどうかの物差しになんかならないんです。「勉強が出来る」ことと「仕事が出来る」ことは異種格闘技戦のようにジャンルが違う者同士のせめぎ合いになりますから、「会社で使い物になるかどうか?」という難問はまず実践の場で試してみないと解決出来ないもんなんです。たとえやる気があったとしても、その実力は本人にも判らなけりゃ周囲の大人たちにはもっとわからないというのが正直なところなのではないかと。

仮に物凄い潜在能力を秘めているとしても、それがいつ顕在化するかどうかもわからない未知の世界の異物との見方が大半で、入社したばかりの今は会社の戦力としてカウントすらされていないと自覚しておいた方がいいでしょう。

早熟型で立ち上がりは早いがその後鳴かず飛ばずになるのか、水を吸い込むスポンジであるが如く様々な事を吸収しながら一端の会社人になってくれるのかなんて、こちら側も見ただけじゃわからんのですよ。ひょっとしたら大器晩成型で奥底に眠る秘めたる能力の持ち主かも知れませんが、その能力を一向に発揮することなく秘めたまんまで定年退職を迎えるかも知れないのですよ。そんなのわかるかいな。

なので、入ったばかりの新入社員なんてのは、ハッキリ言って入社した段階では単なるお荷物。誰も何も言わないでしょうが、これが真実。

でもそれでいいんです。これから会社があなた達に投資して育て上げようとしている段階ですので、それが当たり前なんです。ただし、その自覚はキチンと持つようした方がよろしいかと思います。

即戦力を期待されて入社できるのは既に社会に飛び出た経験のある転職組だけです。こちらも玉石混交なので当たり外れがあり厄介ではあるんですが、確率的に戦力としてカウントしても間違いないのは経験者だけになります。

新入社員はたとえ修士だろうが大卒だろうが高卒だろうが専門学校卒だろうがルーキーはルーキーであり、研修という名の春季キャンプで会社側もその能力を見極める必要があります。晴れて開幕一軍となるのはごく僅かの限られた者のみ。しかしその期待の新人もただ単に早熟なだけで、長い会社生活において持続的な活躍を発揮し続けられるかは上司にも先輩にもわかりませんし、ましてや本人にも誰にもわからないものです。過度な自信は慢心と受け取られる可能性もあり、その自慢の鼻をへし折ってやろうと余計な気遣いをして下さる諸先輩方がいないとも限りませんので、その辺りは十分に気をつけた方がよろしいかと思います。

これくらいこきおろせば、己が如何にちっぽけな存在であるか、理解していただけたかと思います。散々言っておいて何ですが、別にその戦力外的な状態が悪い事ではなく、それが当たり前だってなだけの話です。その己の立ち位置を把握し理解し自覚する事がまず最初に必要なんです。

そんなあなた方新入社員が出来ることってのはただ一つ、周囲の人を頼りまくり、上手く使い倒すことです。

雛鳥だとは言え、巣立ちを急ぐ酷い親鳥が上司になる可能性があります。早く上司や先輩の庇護の下から飛び立てるように、甘えられるうちに甘えまくって、いろいろと教えて貰っちゃいましょう。

あと、周囲の人たちの所作や態度などを入念に観察し、この世界で生きる術を手に入れることも重要です。周囲の雰囲気とか人間関係とか個々人の性格や好みとかごくごく個人的な情報なども押さえつつ、何処までなら許されるのかという境界線を見極めておくことも重要。

よく「処世術」とか言いますが、これの大半がコミュニケーション能力をいかに発揮するかにかかってますからね。そもそも対人関係が苦手な人はそれを克服するのに並大抵以上の努力が必要であるという事を理解しておきましょう。勇気を出して「あ、あのぅ......これはどういう事なんでしょうか?」と質問してみましょう。きっと、最初のうちは懇切丁寧に先輩や上司が手取り足取り教えてくれるはずですよ。周りはあなたの学生時代の事なんて知らない人ばかりなんですから、いっそのこと社会人になったこの機会に性格や人格も変えちゃって、社会人デビューしちゃえばイイんです。

でも......あんまりアホな質問ばかりしてるとそのうち素性がバレちゃいますんで、影で努力することも忘れる事なかれ。

どうして「質問バカ」は考える力が無くなっていくのか?:日経ビジネスオンライン
こんな話もありますからね。何事もほどほどに。

この世の中で生きて行くのであれば、コミュニケーションは必要不可欠だと思いますので、ちょっとだけ勇気を出して質問してみて下さいな。「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥」って言われてますしね。新人のうちにドンドン先輩や上司をこき使ってやってもイイんじゃないですかね。


えぇ〜っと、タイトルにも書いてあるんでイヤな予感がしていたかと思いますが、今回も当初は1回で全てを終わらせる決意で臨んだにも関わらず、またもや文書が長過ぎて2回に分けざるを得ない事態となっております。

よって、この続き、もうひとつのアドバイスに関しては、次回にご披露させていただきたいと思います。

思わせぶりでごめんね♡

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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