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2016年6月29日水曜日

1086:【食レポ】やはりボクが担担麺に求めているのは「痺れ」だったんだよっ!の巻〜四川担担麺 阿吽編再び〜

毎度どうも、さいたまの孤高のサラリーマンこと、ひろ☆さの(@Hirosano)です。

前回、言いましたよね?

真☆煩悩の赴くままに: 1085:【食レポ】キミが担担麺に求めるのは「辛さ」だけなのだろうか?〜四川担担麺阿吽編〜
まだ読んでない人はこちらをチェックっ!

「また食べに行きたくなることってそんなにないんだけど、まさにそのコレがそのまた食べたくなる担担麺だっ!」みたいなこと。

そんでもって、「飲んだ後に食べに行っちゃうかも?」的な予告めいた謎のメッセージも残しました記憶も有ります。

んで、「次はLevel4かな?」とキチンとした方針も打ち出してましたよね。

そして最後にダメ押しとして「おいおいまたレポートします」的な布石もキチンと打っておいたつもり。

だから、今回も北浦和にある四川担担麺 阿吽に来ちゃったっつうワケです。

そんじょそこらのいい加減な政治家よりもキチンと公約守ってるんですから偉いもんですな、ボクってば。


「四川担担麺 阿吽」を訪問するのは実は3度目

ここで皆さんには正直に打ち明けなければならない、とある事実があります。

このブログ『真☆煩悩の赴くままに』での「四川担担麺 阿吽 北浦和店」さんのレポートは前回に引き続き2回目なのですが、実は実際に訪問するのは3度目だったりします。

やはり美味しいものを食べたくなったら誰かに伝えたくなるのが人情。もちろん最初に訪問した時にはSwarmでチェックインしてTwitterで情報を拡散しましたし、このブログにも珍しくベタ褒めなエントリーを書きました。でも、それだけじゃ物足りなくなる贅沢者なもんですから、ついついウチの辛い物が苦手なクセに担担麺好きな面倒くさいカミさんに、このお店の存在をアピールしてしまったんですね。そうなると当然「そんじゃ連れてけや」って話になりまして、でも「電車で行くのも面倒だからお前が車運転しろや」ってなりまして、前回の附随的な情報(北浦和駅周辺にはコインパーキングしかない)をお伝えすることができたっつー流れになっております。

カミさんと四川担担麺 阿吽 北浦和店を訪れたのはランチ時でした。13時を回っていたのでそれほど混んではおりませんでしたので、店の一番奥にある4人掛けのテーブル席を2人で独占させていただき、前回に引き続き普通の白胡麻担担麺を食べました。

辛い物が苦手なクセに担担麺好きなウチのカミさんは、「全く辛くない担担麺ってのも如何なものか?」と当たり前の疑問が頭に浮かんだようでして、苦手なら止めときゃいいのに無謀にもLevel1を注文。それでも途中で「辛い」とか文句を垂れやがるから二度と一緒に来ないことを心の中で誓うボクでした。「辛さ」にやられたっぽかったんですが、最終的には「痺れ」にもやられていたようです。だからアレほど辛さも痺れも0にしとけっつったのに......。

んで、ボクはと言いますと、夫婦水入らず(でも会話は少なめ)で食事に訪れたこの場所はこのブログのエントリーのための写真を撮るような状況でもないと即座に判断しまして、前回と同じ量産型ザク的な標準的「辛さ」と「痺れ」のLevel3の白胡麻担担麺にしておきました。

本来的にはもう一段階上のシャア専用ザク的なLevel3よりも3倍辛いLevel4を食べたかったんですけど、きっと集中して味の分析は出来ないし、写真を撮ったら撮ったでカミさんに「JKじゃねーんだから、キモいんだよお前」と公衆の面前でディスられそうなので、ただただ保身の為に取材を断念致しました。

当然ながら、前回と同じLevel3は適度に辛くて痺れもまあまあだと、とっくに判りきっている感想を持つしかなかったんです。せっかくお店を訪れたのに何だか1回分損をした感じ。やはり違う刺激が欲しい、さらなる高みを目指して自分自身も成長したい、3倍という数値的に示された指標と人の感覚の差にどれほどの感覚的な乖離が生じるのか、その真実を知りたい......などなどの様々な想いが心の中で錯綜するのですが、それも果たせぬまま店を後にせざるを得ない結果に終わりました。

......これじゃいかん。

せっかく熱を持ち始めたこの飽くなき探究心を冷ますことのないよう近いうちに打つべき手は打っておくべき......と、そういう流れになりまして、今回3度目の訪問を断行することに至ると、そういう話になっております、はい。

ま、そんな裏事情はどうでもイイ話でしたね。すんません。

前置きが長いのはいつものことなので、お許しをば。


それじゃあLevel4に挑戦だっ!

ということで、会社帰りにやって来ましたJR北浦和駅。

前回は地図のひとつも載せてませんでしたので、今回はちゃんと表示しておきたいと思いますが......。

関連ランキング:担々麺 | 北浦和

ね、地図を貼る意味がないでしょ。だからJR北浦和駅にあるって言ったじゃない。

ということで、京浜東北線大宮行きに乗車して北浦和駅で途中下車したら数分でお店に到着です。

今回はLevel4に挑戦しますので、券売機の違うボタン(担担麺4〜5)を押しまして、専用の食券を店員さんに渡します。

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この際に、「辛さ」と「痺れ」の段階を店員さんに伝える必要があるのですが、「辛さは4、痺れも4で」とお伝えしました。

食券は「辛さ」のレベルを基準に「0〜3」と「4〜5」で分かれているのにも、それなりに理由があるみたいです。

ボクの注文した白胡麻担担麺 Level4が出来上がるまでのわずかな間、耳を澄まして他のお客さんたちの注文を聞いていると、意外と「辛さ」のみを求める客が多い傾向があることが判ります。

つまり、たとえ「辛さは5」でも「痺れは1で」となる人が結構多いという話です。それが食券にも如実に表れているということです。

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食券を買う際に押すボタンを気にしなければならないのはあくまでも固定されている「辛さ」のレベル。痺れは後から0〜5の間で自由自在に変更できるっつう寸法になってるってこと。

それだけ人々は「辛さ」に着目しがちで「痺れ」は二の次になってるってことなんすかね。痺れ愛好家のボクとしてはなんだか複雑な心境ですが、そんなことを気にしても始まらないので、ここはお店の方針なり世間の情勢に従ってみることに致します。

ちなみにこちらのお店で最恐最悪なLevle6(辛さ5の10倍の辛さらしい)はLevel5経験者でないと注文できないとのこと。そんなモンに挑戦する日がホントに来るんでしょうか?

そんなうだつの上がらないことを悶々と考えているうちに、ボクの注文した四川担担麺 Level4が完成したみたいです。

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おぉーっと、なんだか前回食べたLevel3とは見た目が明らかに違いますねぇ。なんなんでしょう、この全面的に広がった辣油の赤は。白胡麻の白が付け入る隙もありません。

いくらシャア専用担担麺とは言え、ここまでの赤を想像してはおりませんでした。白狼シンマツナガ大尉も真っ青ですがな。ま、白いのに真っ青って表現もどうかと思うんですが。

しかも、数少ない具材のひとつであるポロポロした挽き肉(中華肉味噌)の上に降りかかっているのは痺れの元になる花椒です。

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うーん、やはりLevel3の3倍という説明書きは伊達じゃないみたいです。

ここまで辣油に全面を覆われた光景を見るのは、中本北極ラーメン以来でしょうか。

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辛そうで痺れそうな見た目を目の前にすると唾液がドバドバと溢れてきます。もはや手の施しようのない変態ですな。

それでは、まずはスープを一口飲んでみることに。

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っていうか、スープなのか辣油なのかよくわからん感じになってます。これを一口でも口の中に入れようもんなら......あ、やばい、やっぱりこれは喉を通った瞬間に蒸せ返るヤツだ、ゲホゲホ。

このまま飲み続けると門田よしのり的(葛城ユキ的でも可)に非常にヤバいことになりそうなので、レンゲで一生懸命混ぜてみたんですが、白胡麻スープよりも比重が軽い辣油の層がなかなか消えてくれません。

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仕方ない。スープを飲んだのか辣油を飲んだのかわからない状況ですが、次に行きましょう。

ちなみに、飲んだスープで蒸せ返りそうにはなりましたが、耐えられない程の辛さではないみたいです。喉が焼けるように痛くなるとか、そんなことはありませんでした。たぶん身体にも優しい辣油なんでしょう。自家製なんかな?

不思議なのは、この段階での痺れはそれほどでもないってこと。花椒は辣油成分にもパラパラと降りかかっていたのですが、まだあの心地よい痺れが口腔内に満たされてはおりません。

でも、やや中太のストレート麺を食べ始めると、徐々に口の中にピリピリとしたあの心地良い感覚が蔓延してきます。

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これは、麺に花椒がよく絡んでいるってことなんでしょうね。確かに痺れ具合もLevel3の比ではないです。舌の感覚が麻痺しちゃうんじゃないかっつーくらいの痺れ具合。なかなかキテます。でもコレがなくっちゃね。

一心不乱に貪りましたので、麺は早々に食べ終わりましたが、スープがまだ大量に残ってます。

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なんだか一気に新陳代謝が良くなりそうな色味ですが、それでもこれを最後の一滴まで飲み干すのがマナーというか流儀......だよな。

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それにしても、白胡麻スープは何処に行ってしまったんだ?ってなくらいの赤さ加減ですな。クリアーレッドだった辣油が白胡麻スープと程よく混ざり合い、マット(つや消し)なシャア専用ザクっぽい朱色に変わってます。いや、どちらかと言うとティターンズマラサイの機体色っぽいかな?

そんなこたぁ〜どうでもいいか。

ということで、公約どおりに完食です。

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多少の不安もありましたが、Levle4も食べられました。

ですが、どうやらボクにとってはこのLevel4が辛さの限界のようです。

たぶん食べようと思えば、このLevel4の更に2倍の辛さであるLevel5でもイケるでしょう。それはただ単に「食べられる」っていう可能性の話で、食べて美味しいの感じるか?とは別の話。

正直申しまして、今回のLevel4では辛さが先行し過ぎて白胡麻担担麺の本来の味を味わえないレベルの辛さと感じました。

前回のエントリーのタイトルにもある通り、ようは担担麺に何を求めるのか?ってことだと思います。ボクが担担麺に求めるのは、適度な辛さいつまでも余韻に浸ることのできる痺れ白胡麻の豊潤な風味のベストなマッチングなのです。となると、このLevel4はやや辛さ先行気味でボクの理想の担担麺からは少し逸脱しているような気がします。もう「辛さ」だけを追い求めてチャレンジするほど若くはないのです。これが歳を取ったというのとか......。

それじゃあ「痺れ」の方はどうだったかっつーと、こちらは味の邪魔をすることはあまりありませんので、痺れ4でもそれ以上でもまだまだイケそうな感じ。前回のLevel3は食後10分程度しか痺れの余韻を味わうことができませんでしたが、今度のLevel4は30分ほどは口腔内にビリビリとした感覚が残ってました。これイイっすね。

おそらく、ボクの理想の担担麺とは、辛さは3で固定して、より痺れを求めることにあるのではないかと思われます。そんなワガママな注文も、ここ四川担担麺 阿吽さんのフレキシブルな注文方法では実現可能なんです。


ということで、やはり何事も実際に経験してみないと判らない真実というものがあるようです。今回の検証結果が正しいのかを再び再検証するために、おそらくまた近いうちにこのお店を訪れることになりそう。

次回はたぶん「辛さ3」は固定で「痺れ4」もしくは「痺れ5」に挑戦することになるかと思いますが、それを再びレポートするかどうかはわかりません。同じ店のレポートを何度もやっても仕方がないですからね。

ま、お店のご好意でこのブログ掲載を記念してタダで食べさせてくれるっつーことにでもなったら、再びレポートしちゃいますけどね。それはないか。

ってなことで、今回はここまでっ!

(おわり)

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